⑫話   乗れたのもつかの間  一大事!! SK8-60

 死にかけたは、大げさ?いやいや大げさでもない。サッカーボウルフリップの練習をしていて弓矢で放たれた矢のように、地面に体ごと突き刺さらんばかりに正面の前方へ飛ばされた。両手が顔をガードするように手を着けたから事なきですみましたが、地面と顔の間に片手だったり、手が入らなかったら、打ちどころによっては大ケガか死んでいても仕方がなかったでしょう(書いて無かったのですが、ヘルメットもプロテクターも付けてないです。パーク等で義務づけられてる場合は従います)。陽も暮れかけて疲れていたのでサッカーボウルフリップで回っているスケートボードに乗りにいく際にスケートボードに足がからまったのか、乗り損ねてまくられたのか解りませんが、おもいっきり飛ばされました。本当に危なかった。危なかったでは表現しきれないほど命にかかわりかねない危機的な状況でした。

 思いがけないところでスケートボードのトリックと人生も終わりになるところでした。60才の高齢から始めたスケートボードのトリックです。いついかなる時に終わりになっても仕方がない覚悟で始めたとはいえ、現実にちょくめんして(以前にも記述しましたがまさに一期一会になるところでした)面くらってます。 サッカーボウルフリップで回っているスケートボードに 初めて乗りにいく時は、悲壮な決意(このようなキケンも考えながら)でのぞみましたが、毎回そのような覚悟で練習出来ません。今回は、これほどの危険をまったく想定してなかったです。しかし、まだスケートボードのトリックに精通していないので今回も決して気をぬいたわけでもなかったのですが、大変な事態になるところでした。スケートボードのトリックは、失敗して転んだ時に一瞬でがらりと状況が変わります。痛かったですむか、ケガや骨折、大ケガで入院、打ちどころが悪ければあの世行きです。今回のように大きなクラッシュでも痛かったですめば、何事もなかったかのように普通に日常にとけこんでゆくのです。 

 とっさに手が出ただけで最大の身をまもれたのは良かったです(頭や顔を打たずにすんで)。手に強烈な衝撃だけが残っています。恐怖の中にもまんざらでもない反射神経に少しばかり高揚感にひたっている自分がいる。・・・・・・まだまだ、捨てたもんじゃなない。


(・・・・・・第12話終了・・・・・・・・続く。)