⑲話 時間 SK8-60
オーリー(スケートボードに乗ったままジャンプして着地します。)にのめりこんだ50才代へと。オーリーを取り戻そうとガンバってます。精一杯自分の肉体の限界に挑戦して再度オーリーに挑んでます。オーリーを取り戻して空中でスケートボードのトリックへ・・・・・・・
30才代40才代の死は突発的な事でしようが、60才から老人とするともう死は必然の出来事です。60才直前は、老後と老化の負のスパイラルにおちいり魔物にとりつかれたようでした。どう老いを受け入れて老後に突入して死んでいくのか守り一辺倒でした。スケートボードのトリックをやりたいと思い立ったおかげで今は、老化や老後の概念を吹き飛ばして死の現実味がわかないほどハリのある日々を送っている。死なない人はいない。寿命は誰にもわかりません。もうすでに忍び寄っているかもしれません。逆にこの勢いで70才まで生きている自分もあり得ます。10年などあっという間に過ぎ去って70才になっても不思議ではない。病気や大ケガもなく当面の間スケートボードのトリックをやり続けてどんなに老化にあらがっても永久に老化を止める事は出来ない。どこまで若さを先延ばしできるかだけです。想像したくないが老化に打ち負かされて残念な状態に追い込まれているかもしれない。どちらに転んでもハイパフォーマンスを維持する時間には限りがある。今この時を弾いて若さを満喫しづづけるしかない。
(・・・・・・第19話終了・・・・・・・・続く。)