㉓話   キックフリップへの挑戦       SK8-60 

  まずは、スケートボードを回せないと、はじいて前足でける。50代の時、遊び程度にスケートボードを回してたし、サッカーボウルフリップでもスケートボードを回してたので少しぐらいは回るのかなと思いきや、ぜんぜん回る気配がない。まったく違う。キックフリップは、不安定な空中でスケートボードを回すので、サッカーボウルフリップの回し方と天と地ほど違うのかも知れない。50代の遊び程度で回していただけなので月日の経過でぜんぜん感覚がない。サッカーボウルフリップのように地面に片足がついた状態で地面を踏ん張る力を借りてスケートボードを回せてもキックフリップの練習にはならないようだ。これは、そうとう回し方を調べる必要がある。

 スケートボードのトリックの危険と爽快感の魅力にとりつかれてしまった。スリルを求める現代人ならではのものかもしれない。大掛かりなジェットコースターやバンジージャンプ等の対極にスケートボードひとつ(僅か80センチ位)で技量を磨くなかでスリルと興奮を追い求める。スケートボードは、Xゲームズの種目の一つだ。Xゲームズとは、世界最高峰のアクションスポーツ(危険や離れ業などの過激なスポーツ)の競技大会です。スケートボードは、オーリーでも述べたようにテコの原理でポテンシャルが引き上げられる。それに加えてトリックに、その倍増された力を敵(転倒)にしたり、味方(トリックの成功)にしながら練習します。スケートボードのトリックの修得という気長な目標だが、アクションスポーツというようにスケートボードの危険な出来事は、いつ発生してもおかしくない。高齢なので即終了にもなりかねない。そして病魔に襲われても即終了だ。今日で最後かもしれないと覚悟しつつも始まったばかりのキックフリップにいそしんでいる。

  ・・・・・・・・なんだかんだ、継続してます。


(・・・・・・第23話終了・・・・・・・・続く。)