㊱話 スイッチオーリー (4) SK8-60
ウォーミングアップでスイッチスタンスを多くすべるようにしています。このやり方にかなり慣れてきました。スイッチスタンスは、まだまだぎこちないスベリだけれど何より継続が大事です。どうしても後ろ足の安定感がたよりないです。以前にも記述したかもしれませんが、レギュラースタンスのオーリーは、右利きなので日常生活でも筋肉をつかうので再開してもそれなりに出来たのかもしれませんがスイッチスタンスは、左利きの生活スタイルがまったくないので5年の歳月は、重大な事だったようです。50才代から60才代にかけての機能低下だと思います。筋力とそれにともなう筋肉の連結の低下でしょう。60才代は、しれつな老化との戦いです(筆者は、スケートボードのトリックで懸命にあらがってます)。数年間、メインのレギュラースタンスの練習に終始してしまうと使わない機能低下と老化の進行でスイッチスタンスですべる事、スイッチオーリーを始める環境がなくなっていたかもしれません。そう考えるとスイッチスタンスですべるのを始めていて良かったのかもしれません。さらにスイッチオーリーも練習しはじめたのはいい時期だったのかもしれません。
スイッチオーリーは、相変わらず踏み過ぎたり、自分だけ飛んでたり、まだハチャメチャです。前進のきざしをつかめません。逆のスタンスなのでささいな事でもほぼパニック状態です。足をつっぱってよけようとします。体を出来るだけ遠ざけたい防御反応のせいかもしれません。危険なのでしっかり膝のクッションを使いたいのですが不慣れなスタンスのせいかまだ対応出来ません。スイッチオーリーは、まだまだ慣れないこわさとのせめぎ合いです。
パリ5輪のスケートボード・ストリートの戦いすごかったです。そして34話の堀米選手の2連覇? 実現しました。現実とは思えない快挙です(しかも最後の一本で)。みんなが観たいをやり遂げる、いや堀米選手自身がスケートボードの誰も見た事がないニュートリックをやりたいと追及した結果でしょう。その探求心をみんなが観たかったのです。そして見事にスケートボードのニュートリックでパリの空を舞って金メダルです。2連覇おめでとう。本当に大変な道のりをご苦労様でした。
・・・・・・複合でブラント(レールに後ろの両後輪だけをかけてボードを立ててすべる)・・・・・・・・両雄(堀米選手とナイジャ選手)の表彰台も感慨深い。
(・・・・・・第36話終了・・・・・・・・続く。)